城塞都市「トレド」_スペイン(3)

スペインの田舎道

クエンカからトレドへ向けて

ートレドを目指してー

クエンカからトレドまでは車で3時間程。高速道路「A-40」を西に向かって進む。途中に大きな街はなく、木々の葉は黄色く色づくスペイン内陸部の田舎道を進んでいく。途中、アランフェスの街の手前がマドリードとトレドへ分かれる分岐路となる。トレドへと向かう一般道「N-400」を西に進むと、テージョ川を横目に前方には世界遺産の城塞都市「トレド」が見えてきた。

 

トレドの旧市街

ー城塞都市「トレド」ー

トレドはカスティーリャ=ラ・マンチャ州の州都。街は周りをタホ川に囲まれた天然の要塞都市。周囲は城壁で囲まれ、街の中は迷路のように入り組んだ造りになっている。
この日は旧市街からタホ川の外側にある「HOTEL CIGARRAL EL BOSQUE」に宿泊。レンタカーがあったので、入り組んだ旧市街の中にあるホテルは泊まりにくかったのと、部屋からトレドの旧市街が眺められそうであったので、こちらのホテルを選択。ホテルは経年を感じさせるが手入れが行き届いており、清潔感がある。庭には大きな木があったが、ベランダからはトレドの市街地の一部を眺めることができた。

HOTEL CIGARRAL EL BOSQUE

ベランダからの眺望

 

ートレド旧市街ー

高台にあるホテルから徒歩10分程で旧市街へと渡る「サン・マルティン橋」にたどり着く。この橋を渡るといよいよ世界遺産の街「トレド旧市街」に入る。旧市街側から対岸に向かってジップラインのアクティビティがあり、家族連れで賑わっていた。橋の先にある門をくぐり、トレド旧市街へと足を踏み入れる。

サン・マルティン橋

サン・マルティン橋

橋を渡り城門をくぐり、旧市街の街中へ入っていく。旧市街の中に入ると、迷路のように細い道が路地裏へ伸びている。城塞都市というだけあって、もし城内に侵入されたとしても、迷路のような道に迷いこませて敵の侵入を防げるように街全体が作られている。

トレド旧市街の街並み

トレド旧市街の街並み

トレド旧市街の街並み

トレド旧市街の街並み

今回の旅では色々な街を巡りたかったため、建物内部の隅々まで見て回ることができず、街を散策することで異国を楽しむことにした。

軍事博物館「アルカサル・デ・トレド」

軍事博物館「アルカサル・デ・トレド」

トレド大聖堂

トレド大聖堂

クエンカでは到着が夜になったため街を散策できなかったが、トレドでは昼過ぎに到着してから半日程、旧市街を散策できた。中世の面影を残す迷路のような旧市街をぐるぐる歩き廻る。夕暮れになると陽が傾き、街がライトアップされ、中世の街がより一層趣き深い街の表情を見せた。

翌日はソコドベール広場からトレド旧市街を川沿いに周る「ソコトレン」という観光列車型バスに乗ってみた。広場に列車型のチケット販売車が設置され、他の観光客に倣ってチケットを購入する。バスは旧市街を右回りに走るため、席は進行方向に向かって右側の座席に座ると景色がよく見えた。途中で撮影スポットに停車して下車する時間もあるのでマドリードなどから公共交通機関でトレドに訪れた人にはおすすめできる。広場に戻ってきたあとは、エル・グレコ美術館に立ち寄り、世界遺産の街を後にした。次に向かうのは、岩でできた巨大な水道橋を誇る世界遺産の街「セゴビア」へ。

トレド市庁舎

トレド市庁舎

 

トレド大聖堂

トレド大聖堂。周辺の木々の紅葉と青空が美しい。

 

ソコトレン

ソコドベール広場から発着する「ソコトレン」に乗車。右側座席がおすすめ。

 

ソコトレンからの車窓

「ソコトレン」からの車窓。タホ川沿いを右回りに外周する。

 

アルカサル・デ・トレド

「アルカサル・デ・トレド」を様々な角度から眺められる。

 

トレド旧市街

「ソコトレン」は撮影スポットに一時停車。

 

エル・グレコ美術館

「エル・グレコ美術館」でグレコの世界に浸る。

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